小さなワンルームの一室で〝隠れ家〟的に運営している「おーぷんざはーと」。
待合室などもございません。
ご予約の時間を守っていただけたら嬉しいです。
何度もお引っ越ししていますが、面談室の構図はいつも同じにしています。
いつ来ても懐かしく、ほっとできる場所であり続けたいと願っています。
「おーぷんざはーと」の面談室に飾っている色紙「慈悲」。故・瀧藤尊教猊下(元和宗総本山四天王寺管長)に書いていただいたものです。
高校卒業時の校長先生でもあった瀧藤先生に書いていただいた色紙が、カウンセリングルームを開業するときにひょっこりと出てきて、なんだか、カウンセリングルームに飾りなさいと言われたような気がして、それからずっと飾っています。
仏教において「慈悲」とは、他者に対して楽を与え(え、苦を取り除くことを望む心の働きをいうのだとか。
それは、決して上から目線とか哀れみとかではありません。ご本人が自分の力で自分の心の問題に向き合うために使う道具が「おーぷんざはーと」です。そして、その道具の部品としての私がいる。その人が自分を見つめ、楽になっていく手助けをする。そんなとき、慈悲の心を常に胸に抱いて、お手伝いできたらなあとこの仕事をしていく上での基本の心を伝えてくれる色紙です。
谷本惠美
1962年7月11日生まれ、アラ還です(笑)
産業カウンセラー協会認定、登録カウンセラーとして開業開始。
離婚の決意と共に、大学の心理学部に編入し、心理学を学び直す。産業カウンセラーの資格を学士・修士受験資格判定制度にて取得し、自営の傍ら、精神科単科病院、精神科クリニック、スクールカウンセラー(SCと略すことあり)などの勤務経験を積み重ね、カウンセリングルーム「おーぷんざはーと」は活動開始2021年で30年になりました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
学校法人のスクールカウンセラー(SC)は2021年で15年目になります。